更新日:2023.12.28
ポストコロナを見据え、訪日インバウンド観光客を取り入れることを検討する際にはさまざまな海外OTA(オンライン・トラベル・エージェンシー)について調べると思いますが、ここでアジア観光客に強い海外OTAのKlookについて、その基本情報と特徴、導入メリットをまとめました。
Klook(クルック)はKlook Travel Technology Limited(本社:香港)が運営する、アジアの都市を中心に世界各国の現地ツアー&アクティビティのOTA(オンライン・トラベル・エージェンシー)です。
「Keep Looking(探し続ける)」というコンセプトのもとに、「Klook」という社名になりました。Klookは香港本社のほか、台北、バンコク、シンガポールなど世界主要都市に拠点を構えています。400か所以上の旅行先に100,000を超えるラインナップを揃え、14言語と41種類の表示通貨に対応しています。日本政府観光局との共同プロモーションを行い、訪日外国人旅行を対象とするサービスの拡充を行っています。
Google PlayとApple App Storeが選ぶベストオブ2015・ベストオブ2017受賞歴のあるKlookのモバイルアプリはシームレスに全商品の検索・予約機能を備えています。旅行者がいつでもどこでもスマートフォン一つで簡単にツアーや体験アクティビティを検索・予約ができます。それに加え、QRコードやEチケットを見せるだけで利用できる手軽さは、革新的な技術を持つKlookだからこそ実現できるサービスです。
eギフトカードとは、Klookが提供しているオンラインでギフトカードが贈れるサービスです。Klook eギフトカードを使って、Klookで取り扱っているテーマパークや動物園・水族館・博物館などのレジャー施設、ツアー&アクティビティ、レンタカー、公共交通機関、Wi-Fi、SIMカードなど国内外で10万点以上の全商品を購入できます。旅行者が実際に体験してよかった商品をシェアする意味も込めて友人や家族へのプレゼントとして、贈ることが可能です。eギフトカードは有効期限がないため、しばらく旅行に行けない今でも未来の楽しみとして購入可能です。また、ほかの支払手段や割引との併用も可能のため、商品を購入する際の支払がさらに便利になります。
Klookは2021年1月16日に、2億米ドルの追加資金調達を完了したとの発表がありました。今回調達した資金により観光復興応援策として、国内のレジャー・観光施設向けに「Klook観光DXプラン2021」をリリースしました。「Klook観光DXプラン2021」とは、一定期間内にご契約いただいた事業者向けに、電子チケット販売システムを初期導入費、および売手数料を9月末まで無料で提供し、事業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しながら感染症対策強化と業務効率化に貢献するためのものです(「Klook観光DXプラン2021」は6月30日をもちまして終了しました)。
さらに、Klookは事業者向けSaaSソリューションの開発展開を加速していく方針を示しました。これらのツールは、事業者が現在直面している課題を解決するために設計され、Klookを使ってビジネスを構築、管理、拡大するための力となります。
東京、大阪、札幌に続き、2020年3月に福岡に4つ目の事業所を開設しました。新型コロナウイルス感染症の拡大が旅行業界に深刻な影響を及ぼす中でも、「収束と観光客の復活を見据え日本市場に投資を継続し、福岡事業所を拠点に九州地方における旅行商品を拡充し、日本の地域経済活性化とデジタル化に貢献する」(同社)としています。
訪日インバウンド観光客の回復の目途が立たない中、日本人観光客の取り入れを積極的に進んでいます。Klookは2017年9月に日本法人を設立し、訪日外国人観光客向けの旅行体験商品によるインバウンド事業を開始しました。JTB、小田急電鉄、JR西日本、JR九州ほか多数のパートナーと提携し、180か国以上に広がるKlookユーザーに日本の魅力をアピールしています。2019年4月には日本語版サービスをリリースし、日本人向け海外旅行商品を提供開始したのち、2020年6月に国内の旅行・レジャー商品をリリースし、インバウンド・アウトバウンド双方で培った商品ラインナップや強みのテクノロジーを生かして、日本人の国内旅行市場も強化しています。
ポストコロナを見据えた海外旅行の再開を目指し、世界中の国はトラベルバブル(相互国で往来することを合意し、自己隔離を免除する措置)の実施が着々と進んでいます。今年4月に台湾とパラオに続き、5月に香港とシンガポールもトラベルバブルを開始しました。Klookはミレニアム層を中心に、ユーザー国籍100ヶ国以上、月間2,500万人以上が利用している実績があり、利用者のうち、多くの割合を占めているのはアジアからのユーザーです。今後日本もアジア諸国とのトラベルバブルを開始することになると、アジア利用者の多いKlookとの連携は初動に遅れないための第一歩と言えるでしょう。
Bókunとは、トリップアドバイザーグループが運営する「予約在庫の管理システム」です。KLOOKをはじめ、ViatorやGetYourGuideなどの様々なオンライン予約サイト(OTA)で販売するにあたり、複数のサイトにおける予約在庫の管理がオペレーションとして業務負荷となる中で、Bókunを活用することで一元管理が出来るようになり、業務効率化・生産性向上を実現します。
以上のように体験・アクティビティ事業者であれば、オペレーションの効率化には欠かせないツールです。
JTB BÓKUNは、トリップアドバイザーグループが運営するシステム「Bókun」を、株式会社JTBが日本マーケットに合わせて営業展開しています。日本語でのサポートではもちろん、各事業者様の課題に合わせて解決のご提案をいたします。ぜひお気軽にご相談くださいませ。
ここまでKlookの概要、特徴及び導入メリットについて簡単に説明しました。海外OTAにはさまざまな種類があり、ご自身の事業に合うOTAを選ぶのはとても重要です。ご検討の際ご参考にしていただければと思います。
出典:https://www.klook.com/ja/newsroom/
【Klookについて】
2014年に設立したKlook(クルック)は、世界をリードする旅行・レジャー予約プラットフォームです 。Klookでは世界中のユーザーが、いつでも、どこでも、最高の体験やサービスを見つけ、予約できるサービスを提供しています。 世界各国の人気アトラクション、ツアー、移動サービス、グルメ、特別な体験など、ウェブサイトとアプリ(Google Play&Apple App Storeが選ぶ「ベストオブイヤー」を連続受賞)からシームレスに検索・予約することが可能です。400か所以上の旅行先に100,000を超えるラインナップを取り揃え、ユーザー一人ひとりのオリジナルな旅づくりをサポートしています。 Klookは14言語と41種類の表示通貨に対応しています。
項目 | 詳細 |
---|---|
WEBサイト名 | Klook |
URL | https://www.klook.com/ja/ |
運営会社名 | Klook Travel Technology Limited |
本社所在地 | 香港 |
代表者 | 林照圍(英語名:イーサン・リン) |
設立年 | 2014年9月 |
日本法人(東京) | Klook Travel Technology 合同会社 |
設立年 | 2017年11月設立 |
対応言語 | 日本語を含む14言語 |
取り扱い商品 | テーマパーク、現地交通機関、ご当地グルメ、体験・アクティビティ |
掲載数 | 10万件以上 |
事業者申請窓口 | https://www.klook.com/ja/partner/ |
フォームに必要事項を入れると資料をダウンロードできます。
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